日経平均 10/15終値64,425.95−4.90%
S&P500 10/15終値7,744.06+0.33%
NASDAQ 10/15終値26,713.03+0.08%
SOX 10/15終値11,581.22−0.88%
ドル円 10/16 06:39頃157.98+0.01%
BTC 10/16 06:39頃82,234.77+0.82%

2026-10-16 / 10/16(金)朝版・寄り付き前

ダウ反発、日経先物720円高

3,318円安の翌朝、大阪の夜間先物は720円高の65,520円で終えました。米9月PPIは4年ぶりの伸びでしたが、AI関連の信用不安で国債が買われ、米長期金利は低下しています。値がさ半導体の買い戻しがどこまで続くか、25日線の手前の戻り売りが今日の焦点です。

データ時点: 日本株・指数・業種・売買代金・騰落数=10/15大引け(確定)/米国株・SOX・米セクターETF=10/15終値/時間外=10/16 06:40頃/大阪夜間=10/16 06:00終値(株探)/CME=10/16 05:22(株探)/PTSナイト=株探の個別ページの最終約定(00:46〜04:49)/為替・暗号資産・コモディティ=10/16 06:39頃/日経VI・空売り比率=10/15/投資部門別=9/28〜10/2週

金利01+1.3%4年ぶりの伸び。それでも金利は低下NOX MARKET LAB 2026-10-15米国の生産者物価(PPI・前月比)8月(改定)+0.5%9月の予想+0.6%9月の結果+1.3%

きょうの東京は、前日に投げ売られた値がさ半導体の買い戻しから始まりそうです。ただ、米国で半導体株指数(SOX)は7日続落しており、AI企業の借金への不安が消えたわけではありません。反発しても25日移動平均の手前で戻り売りに押される、というのが朝の読み筋です。

先物の上げ幅の大半は、アドバンテスト・ソフトバンクG・東京エレクトロン・キオクシアの4銘柄のPTSでの戻りで説明できます。指数ほど相場全体が戻るかは、寄り後の上昇銘柄の広がりで確かめたいと思います。

今日の要点

  • 大阪の夜間先物は65,520円(+720円)で、10/15の現物終値64,425.95円より1,094円高い水準です。PTSの騰落率に日経平均の構成比を掛けると、4銘柄だけで約750円分の上げになります。
  • 米9月PPIは前月比+1.3%(予想+0.6%)と2022年3月以来の伸びでした。それでも米10年債利回りは5.08%へ下がり、NYダウは556ドル高(+1.08%)です。物価より信用不安を優先する債券市場になっていると見ています。
  • 一方でSOX指数は−0.88%と7日続落し、コアウィーブの社債利回りは一時15%に達しました。原油も97ドル台へ上がり、物価の火種も残っています。

ヘッドライン

米PPIは4年ぶりの伸びでも、米長期金利は低下

9月の米生産者物価指数(PPI)は前月比+1.3%(予想+0.6%)、前年比+6.3%(予想+5.4%)でした。コアも前月比+0.7%・前年比+5.0%と上振れています。小売売上高は前月比+0.8%(予想+0.3%)でしたが、ガソリン高の押し上げが大きく、コントロールグループは+0.1%にとどまりました。

教科書どおりなら利上げ観測で金利が上がる場面ですが、AI関連企業の信用不安から国債が買われ、米10年債は5.083%(−0.103)で終えています。金利の低下は、急落した日本の値がさ株の買い戻しを後押ししやすい一方、10月FOMCの据え置き確率は79.3%から67.9%へ下がっており、利上げ観測は残っています。米10年債が5.0%を割るか、5.2%へ戻るかが次の物差しです。

日経先物は夜間720円高、PTSではソフトバンクG+7%

値がさ株02+720円夜間65,520円。現物比+1,094円NOX MARKET LAB 2026-10-16関連チャート|日経225先物(夜間)(60日)64,426 −4.90%70,79960,44907/16〜10/15

大阪の夜間取引は65,520円で終え、CMEは65,855円でした。PTSナイトでは、ソフトバンクGが5,190円(+6.97%)、キオクシアが13,400円(+4.04%)、アドバンテストが35,550円(+3.52%)、東京エレクトロンが10,500円(+1.30%)で約定しています。日本株ADRの東証終値比の乖離も、ソフトバンクG+10.7pt・アドバンテスト+7.0ptが上位でした。

10/15に指数を押し下げた銘柄ほど買い戻されている、という並びです。逆に言えば、それ以外の銘柄は+0.5%程度の上げしか織り込んでいません。前日に逃避先として買われた医薬品や小売には、利益確定が出る可能性もあると見ています。

コアウィーブ株は反発、それでもSOXは7日続落

AIインフラ037日続落コアウィーブ株は反発も半導体は戻らずNOX MARKET LAB 2026-10-15関連チャート|SOX指数(10/15)(60日)11,581 −0.88%13,35010,44507/23〜10/15

コアウィーブの社債利回りは一時15%まで上がりましたが、株価は4日で26%超下げた後、アナリストの「買いの好機」との見方で+5.94%に戻しました。オラクルも+3.00%です。ただしSOX指数は−0.88%で7日続落し、エヌビディア−1.84%・AMD−1.50%と主力の半導体は戻りませんでした。

借金で建てるAIデータセンターの採算への不安が、社債利回りの上昇を通じて設備投資の先送り懸念につながる、という経路はまだ切れていません。株の反発は売られ過ぎの戻しで、社債利回りが下がらない限り半導体の戻りは続きにくいと見ています。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/日本株・指数・業種・売買代金・騰落数=10/15大引け(確定)NOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 64,425.95 −4.90% 68% 10/15終値
TOPIX 3,999.34 −2.38% - 10/15終値
S&P500 7,744.06 +0.33% 95% 10/15終値
NASDAQ総合 26,713.03 +0.08% 87% 10/15終値
SOX指数 11,581.22 −0.88% 63% 10/15終値
VIX 16.46 −2.43% 17% 10/15終値
ドル円 157.98 +0.01% 57% 10/16 06:39頃
ビットコイン 82,234.77ドル +0.82% 42% 10/16 06:39頃

日経平均の25日移動平均は約66,487円、75日移動平均は約66,583円で、価格帯別出来高の最も厚い帯(65,624〜66,486円)と重なります。夜間先物の65,520円はこの帯の下限の手前で、ここが戻りの壁になりやすい位置です。PERは10/15の終値と10/14の予想EPSから試算して16.41倍、夜間先物の水準でも16.7倍程度と、直近2か月の平均(17.23倍)を下回っています。

VIXは16台へ下がった一方、日経VIは36.13(10/15)と通常のレンジ(20〜30)の上に残っています。AIへの不安が日本の値がさ株に集中している表れで、きょうも値幅は大きくなりやすいと見ています。原油はフーシ派のサウジ攻撃が続き、WTIは96〜98ドル台(出所で値が割れています)に上がりました。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

MISS

最後に検証した10/15朝版のメインは「25日線・PER17倍で下げ渋り、66,000〜66,900円」(45%)でしたが、終値64,425.95円はリスクシナリオ(65,200〜66,000円)の下限も割り込みました。方向と主役(アドバンテスト・キオクシア・東京エレクトロン・ソフトバンクG)、上昇比率37.3%は想定の範囲でしたが、下げの大きさを約3分の1にしか見積もれていませんでした。

見落としは、値がさ半導体の指数への重みを値幅の見積もりに入れていなかったことです。今朝はその反省から、PTSの騰落率×構成比で寄りの上げ幅を先に試算し、日経VIの高さに合わせて想定値幅を広げました。なお、10/15夕刊版の10/16向けシナリオは今朝の版で差し替えたため、検証の対象外です。累計は2026-10-16時点で検証40件、hit 11/partial 22/miss 7、的中率55.0%です。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

10/16(金)のシナリオです。寄りは夜間先物にさや寄せし、65,300〜65,700円を目安にしています。金曜で、引け後に植田日銀総裁のあいさつ、日本時間10/17朝にウォーシュFRB議長の講演を控えています。

メイン: 買い戻しで反発も、25日線の手前で戻り売り45%
65,000〜66,300円

寄り後は値がさ半導体の買い戻しが先行すると見ています。ただ、25日移動平均(約66,487円)と価格帯別出来高の厚い帯(65,624〜66,486円)が上にあり、戻り売りが出やすい位置です。週末と2つの講演を前に、後場は持ち高を軽くする動きも想定しています。上昇比率(東証プライム)は50〜80%を目安にしています。

強気: 買い戻しが広がり、25日線を上抜け25%
66,300〜67,200円

寄り後30分でアドバンテストが36,500円、ソフトバンクGが5,300円を超えて保ち、韓国KOSPIが2%超の反発で8日ぶりに上げるなら、25日線と厚い帯を上抜ける余地があると見ています。米10年債が5.0%を割ることも追い風の条件です。

リスク: 寄り天で買い戻しが続かない30%
64,000〜65,000円

寄り後に65,000円を割り、KOSPIが2%超下げて8日続落するなら、10/13・10/15と同じく東京の場中にアジアのメモリ株の売りが重なる型を警戒しています。キオクシアが前日終値の12,880円を割ることや、NASDAQ100先物の続落、原油の100ドル接近も下振れの条件です。

外れと判断する条件は、終値が67,200円を超えるか64,000円を割る場合、上昇比率が95%超か15%未満の場合、寄り付きが66,300円超か64,700円未満の場合です。日経VIの水準から、1日の値幅は1,300円前後を想定しています。

注目カレンダー

  • 10/16(金)引け後: 植田日銀総裁が全国信用組合大会であいさつ
  • 10/17(土)朝(日本時間): ウォーシュFRB議長がバンコクのIMF会合で講演
  • 10/27〜28: FOMC(10月の据え置き確率は67.9%・10/15時点)