日経平均 10/21終値64,621.24+0.85%
S&P500 10/217,757.17+0.58%
NASDAQ 10/2126,702.86+1.05%
SOX 10/2111,505.56+1.97%
ドル円 fetch_market158.05−0.14%
BTC fetch_market84,763.46+2.20%

2026-10-22 / 10/22(木)朝版・寄り付き前

メタは時間外+3.7%、ラムリサーチは−5.2%。きょうの東京は装置株とAI関連で明暗

けさの米決算は東京に逆向きの2つの材料を残しました。メタは売上高が予想を上回り、設備投資の見通しの下限を引き上げて時間外+3.66%(10/22 6:45時点、以下同じ)。一方でラムリサーチは過去最高の決算でも見通しの幅が嫌われ、時間外−5.23%です。夜間の日経平均先物は65,030円で、指数としては打ち消し合いを基本に見ています。

データ時点: 日本株=10/21(水)大引け確定(夕刊と同じ)/米国株・SOX・VIX=10/21(水)終値/時間外=10/22 06:45時点/大阪夜間=10/22 06:00終値/PTS=10/21 17:00〜10/22 01:51(米決算の前)/恐怖強欲指数=10/21

AI01+3.7%売上高646億ドルで予想超えNOX MARKET LAB 2026-10-21(米国の引け後)関連チャート|メタ(時間外)(60日)697.52 +0.47%779.82524.4907/29〜10/21

けさの読み筋は、「指数は動きにくく、中身が割れる日」です。メタの数字はAIデータセンターの部材に追い風で、ラムリサーチの下げは東京の半導体製造装置株に逆風になりそうだと見ています。

米国はNASDAQ+1.05%・SOX+1.97%とAI株が買い戻されましたが、大阪の夜間先物は65,030円(現物終値比+409円)にとどまりました。きのうの朝は同じ比較で+1,135円あり、寄りで織り込んだ後に売られています。けさは上乗せが小さいぶん、寄り天の余地も小さいと見ています。

今日の要点

  • メタは売上高646億ドル(予想633億ドル)で、2026年の設備投資見通しの下限を1,350億ドルに引き上げました。時間外は+3.66%(10/22 6:45時点)で、光ファイバー・基板・電子部品・テスタなどデータセンター関連の追い風になると見ています。
  • ラムリサーチは売上高・EPSとも過去最高で予想を上回りましたが、10〜12月の見通しの幅が広く、時間外は−5.23%(10/22 6:45時点)です。日本のPTSはこの決算の前に終わっており、装置株の値にはまだ入っていません。
  • 原油(WTI 12月限)は3日続落の97.56ドルです。ただ米国務省が湾岸諸国の大使館員の退避を準備しているとの報道で戻しており、対イランの警戒は残っています。

ヘッドライン

メタは売上高が予想超え、設備投資の見通しの下限を引き上げ

メタの7〜9月期の売上高は646億ドル(+26%)で、予想の633億ドルを上回りました。EPSは3.83ドルですが、州の司法長官との約100億ドルの和解費用を除くと7.40ドル(予想6.67ドル)です。2026年の設備投資見通しは1,350〜1,450億ドルと下限が50億ドル上がり、7〜9月だけで349億ドルを使っています。株価は時間外で724.00ドル(+3.66%・10/22 6:45時点)でした。

最大級の買い手が「AIへの投資を緩めない」と数字で示したことで、データセンター向けの部材の受注見通しは保たれやすいと見ています。10/20に東京で強まった「AIの借金への不安」を和らげる材料にもなります。ただフリーキャッシュフローは−21億ドルで、借金でAIを作る構図そのものは変わっていません。日本時間9時までの時間外で+3%を保てるかを見ています。

ラムリサーチは過去最高でも時間外−5.2%

半導体製造装置02−5.2%見通しの幅の広さが嫌われたNOX MARKET LAB 2026-10-21(米国の引け後)関連チャート|ラムリサーチ(時間外)(60日)260.81 −1.00%352.56250.5007/29〜10/21

ラムリサーチの7〜9月期は、売上高82.2億ドル・調整後EPS 2.20ドルと、ともに予想を上回りました。ただ10〜12月期の見通しは売上高86億ドル±4億ドルと幅が広く、株価は時間外で247.17ドル(−5.23%)です。アプライド・マテリアルズ(−2.11%)とKLA(−1.68%)も時間外で下げました(いずれも10/22 6:45時点)。

装置株は「先の受注の確かさ」で買われてきたため、見通しの幅の広さは来期の読みにくさとして受け止められたと見ています。ASML(10/14)、TSMC(10/15)に続き、好決算でも株価が上がらない形です。東京の東京エレクトロンは20日安値の10,070円が近く、ここを保てるかと、きょう引け後のディスコの決算(出荷額)を見ています。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/日本株=10/21(水)大引け確定(夕刊と同じ)NOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 64,621.24 +0.85% 67% 10/21終値
TOPIX 4,043.73 +0.86% - 10/21終値
S&P500 7,757.17 +0.58% 96% 10/21終値
NASDAQ総合 26,702.86 +1.05% 87% 10/21終値
SOX指数 11,505.56 +1.97% 62% 10/21終値
VIX 16.68 −3.64% 18% 10/21終値
ドル円 158.05 −0.14% 56% 10/22 06:39頃
ビットコイン 84,763.46 +2.20% 47% 10/22 06:39頃

米国ではスペースXが通常取引でも+7.79%と時間外の上げを保ち、スーパー・マイクロは+9.55%でした。セクターはテクノロジー(+1.67%)が首位で、通信(−1.11%)が最下位です。VIXは16.68まで下がり米国の警戒は和らぎましたが、東京の日経VI(10/21)は30.85と通常の範囲より高いままです。

日経平均は10/21に65,404円まで上げて押し戻されており、65,000円台の出来高の厚い帯(64,761〜65,624円)が戻り売りの壁です。下は10/20時点のEPSで計算したPER17倍の64,646円と10/21安値の64,558円が重なり、ここを割ると20日安値の63,807円まで支えが薄いと見ています。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

PARTIAL

直近の答え合わせは10/21朝版で、部分的中でした。反発の向きと上昇比率(65.4%)は当たりましたが、終値64,621円はメイン(65,000〜65,800円)の下限を379円下回りました。スペースXの時間外の上げで寄りが高くなった分、戻り売りの的になったことを見落としています。

きのう夕方に出した10/22向けのシナリオ(64,000〜65,200円のもみ合い)は、けさの米国の結果を受けて下のとおり差し替えました。累計は2026-10-22時点で検証44件、hit 12/partial 23/miss 9、的中率53.4%です。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

10/22(木)のシナリオです。寄りは大阪夜間の65,030円前後を想定し、メタとラムリサーチが東京の別々の銘柄群に逆向きに効く前提で置いています。

メイン: 装置株安とAI関連高が打ち消し合い、もみ合い45%
64,300〜65,300円

メタの設備投資の追い風でデータセンター関連やテスタが支えになる一方、ラムリサーチの時間外の下げを装置株が寄りで織り込むと見ています。上は65,000円台の戻り売りの帯、下はPER17倍(10/20時点のEPS)の64,646円が目安です。ディスコの決算(引け後)と投資部門別売買動向(16時ごろ)を前に、持ち高を大きく傾けにくい日と見ています。上昇比率(東証プライム)は40〜65%を目安にしています。

リスク: 装置株安が広がり、3日続けて寄り天30%
63,800〜64,300円

寄り後に10/21安値の64,558円を割る、東京エレクトロンが20日安値の10,070円を割る、原油が再び100ドルを超える、といった場合は、20日安値の63,807円方向への下振れを警戒しています。ソフトバンクGが20日安値の4,520円を割ることも条件です。

強気: メタの追い風がAI関連全般に広がる25%
65,300〜66,000円

9:05〜9:15の水準で65,300円超を保ち、寄り後30分でアドバンテストが35,000円を超え、東京エレクトロンが前日終値の10,160円を取り戻す場合は、25日・75日線(約66,300円)の手前まで戻す余地があると見ています。KOSPIの1%超の上昇も条件です。

外れと判断する条件は、終値が66,000円を超えるか63,800円を割る場合、上昇比率(プライム)が95%超か5%未満の場合、寄り付き(9:05〜9:15の水準)が65,800円超か64,000円未満の場合です。引けでPER17倍(10/20時点のEPS)の64,646円の上を保てればメイン上側、64,300円を割ればリスク側と見ています。

注目カレンダー

  • 10/22(木): 9月の工作機械受注(15:00)、投資部門別売買動向(10/13〜16週・16時ごろ)、ディスコの決算(引け後)、韓国の政策金利
  • 10/22(木)夜〜10/23早朝: ウエスタンデジタル・P&Gの決算(日本時間10/23早朝)
  • 10/23(金): 9月全国CPI(8:30)、ファナックの決算、米10月PMI速報(22:45)