日経平均 10/2終値68,309.46−0.94%
S&P500 10/2終値7,722.72+0.73%
NASDAQ 10/2終値27,190.86+1.19%
SOX 10/2終値13,136.67+2.40%
ドル円 10/5朝157.78−0.09%
BTC 10/5朝86,354.04+1.88%

2026-10-05 / 10/5(月)朝版・寄り付き前

CME日経先物69,960円で週明けは7万円目前 今日は所信表明、あすは10年債入札

週明けのCME日経先物は69,960円と、10/2の現物終値より1,650円高い。米雇用統計の弱さで利上げ観測が後退した分は寄り付きで織り込まれる公算が大きく、焦点は7万円の手前で買いが続くかと、日本の長期金利に移る。

データ時点: 日本株=10/2大引け/米国株・SOX・米セクターETF=10/2終値(10/3〜4は休場)/CME日経先物・米株先物・原油=10/5朝のGlobex(10/2比)/大阪夜間=10/3 06:00終値/為替・暗号資産=10/5朝

全般0169,960週明けのCME先物。10/2終値比+1,650円NOX MARKET LAB 2026-10-05関連チャート|日経平均(60日)68,309 −0.94%70,38560,44907/06〜10/02

週明けの東京は、7万円目前まで高く始まったあと、その水準を保てるかを試す一日になりそうだ。CME日経先物(シカゴで取引される日経平均の先物)は週明けの取引で69,960円をつけ、10/2の現物終値68,309.46円より1,650円高い。

上げの材料は、金曜夜の米雇用統計が弱く、10月の利上げ観測が後退したことにある。一方で、きょうは高市首相の所信表明、あす6日は10年債入札と植田総裁の挨拶が控え、日本の長期金利が上値を抑える側の材料として浮上している。

なお、米国株の数字はすべて10/2終値のままである。10/3〜4は週末で米市場は休場だった。

今日の要点

  • CME日経先物は69,960円、大阪夜間は69,760円(+1,110円)で、10/2に上昇比率14.1%と売られた銘柄の買い戻しから高く始まる公算が大きい。
  • 7万円は予想PER(株価が1株利益の何倍か)で17.80倍に当たり、直近38営業日の最高17.66倍を超えるため、上値では利益確定が出やすい水準になる。
  • 雇用が弱くても米10年債は5.28%で引け、日本10年債も3.09%と高い位置にあるため、金利の重しは日米とも残ったままである。

ヘッドライン

CME日経先物は週明け69,960円、7万円目前の高い寄り付きが濃厚

CME円建ての日経先物は69,960円(10/2清算比+0.15%)、大阪の夜間取引は10/3朝に69,760円(+1,110円)で終わっていた。米株先物もS&P500が+0.13%、NASDAQ100が+0.30%と小高い。10/2の現物終値と比べると、CMEは+1,650円(+2.4%)の位置にある。

10/2は東証プライムの値上がりが215銘柄、上昇比率14.1%と中身の崩れた反落だったため、週明けは買い戻しが広がりやすい。ただ7万円はPER17.80倍で、直近38営業日の最高17.66倍を上回る。夜間の水準ですでに「レンジ上限を試す動き」に入っていると見ている。

寄り付きが夜間終値の69,760円を上回るか、10時までに70,000円に届くか、上昇比率が50%を超えるかが、上げの広がりを測る目安になる。

米9月雇用は+2.9万人で利上げ観測が後退、FRB高官の見方は割れる

金利02+2.9万人予想を大きく下回る。利上げ観測が後退NOX MARKET LAB 2026-10-03米国の雇用者数の増加(前月比)8月(改定)+13.3万人9月の予想+9万人9月の結果+2.9万人

米9月の非農業部門雇用者数は+2.9万人で、予想の+8.4万〜9万人を大きく下回った。失業率は4.2%(予想4.1%)。10月FOMCでの利上げ確率は、発表前の約4割から16〜17%へ下がった(CME FedWatch、報道経由)。

雇用の減速は賃金の伸びを鈍らせ、FRBが10月に利上げする理由を弱める。金利に弱い値がさのハイテク株には、重しが外れる方向に働く。ただ、米10年債は5.28%(+0.04)で引けており、金利そのものは下がっていない。

FRB高官の発言も割れている。クリーブランド連銀のハマック総裁は10/3に「次の判断まで時間がある」と様子見の姿勢を示した。ダラス連銀のローガン総裁の「あと0.5%以上の利上げが必要」は10/1、つまり雇用統計の前の発言であり、統計を受けた反応ではない点に注意したい。

次の確認点は、今夜23:00の米ISM非製造業景況指数、10/8未明のFOMC議事要旨、そして米10年債が5.2%を割れるか5.3%を超えるかである。

高市首相がきょう所信表明、あすは10年債入札と植田総裁の挨拶

銀行033.09%日本10年債。6日に入札と植田総裁挨拶NOX MARKET LAB 2026-10-05関連チャート|三菱UFJ(60日)3,544 −1.17%3,8133,29407/06〜10/02

きょう臨時国会が召集され、高市首相が所信表明演説に臨む。「責任ある積極財政」を掲げつつ、金利が急騰すれば歳出の見直しもありうるとの姿勢が伝えられている。あす6日は10年債入札(2.6兆円程度)と植田総裁の挨拶が重なり、8日には30年債入札がある。

財政を広げる意識が強まると、国債の需給がゆるみ、長期金利が上がりやすくなる。金利が上がれば、株が許容できるPERの上限は下がる。7万円の上値を重くしうるのは、海外より国内の金利のほうかもしれない。

日本10年債は10/2時点で3.09%。3.1%を超えるか、入札の応札倍率(買い手の多さ)とテール(落札価格のばらつき)、植田総裁が利上げに触れるかが目安になる。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/日本株=10/2大引けNOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 68,309.46 −0.94% 85% 10/2終値
TOPIX 4,091.00 −0.99% - 10/2終値
S&P500 7,722.72 +0.73% 95% 10/2終値
NASDAQ総合 27,190.86 +1.19% 99% 10/2終値
SOX指数 13,136.67 +2.40% 82% 10/2終値
VIX 15.31 −6.59% 10% 10/2終値
ドル円 157.78 −0.09% 64% 10/5朝
ビットコイン 86,354.04ドル +1.88% 42% 10/5朝

米国株とVIXは10/2終値のままで、週末の新しい値はない。週明けに動いた数字は、CME日経先物の69,960円と米株先物、為替、暗号資産である。

ドル円は157.78円とほぼ横ばいで、雇用統計後もドル安は進んでいない。ビットコインは週末に+1.88%と戻した。

原油は落ち着き、記憶装置株には逆風

WTI原油は週明けのGlobexで91.24ドル(+0.14%)と落ち着いている。G7が最大1億バレルの石油備蓄を4か月かけて放出し、OPEC+主要7か国は11月の生産目標を据え置いた。イランとの停戦交渉は行き詰まっており、選挙後の軍事行動再開が示唆されている点は、原油の上振れリスクとして残る。95ドルを超えるかが目安になる。

10/2の米国では、SOXが+2.40%と上げるなか、記憶装置の銘柄だけが売られた。東芝がフィリピンで約3.8億ドルのHDD増産を進めるとの報道で、ウエスタンデジタルは−10.22%、シーゲイトは−10.21%、サンディスクは−3.79%。供給ひっ迫という前提に疑問が出た形で、きょうのキオクシアには重しになりうる。19,000円を保てるかが確認点である。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

今回は、対象日を過ぎた未検証のシナリオがないため、答え合わせはお休みです。10/3休日版で立てた10/5向けのシナリオは、週明けの先物を反映して本日の版で差し替えた(確率配分は同じ)。

直近で検証した10/2向けのシナリオは、終値がメインのレンジに収まった一方、上昇比率14.1%が無効化条件に触れてPARTIALだった。

累計は2026-10-05時点で検証32件、hit 10/partial 16/miss 6、的中率56.2%。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

10/5は、先物にさや寄せして高く始まったあと、70,000円の手前で利益確定をこなせるかを見る日になる。上値の目安はPER17.80倍に当たる70,000円、下値の目安は大阪夜間終値の69,760円と、無効化の線に置いた69,000円(寄り付き)・68,700円(終値)である。

メイン: 高寄り後、7万円手前で上値が重くもみ合う50%
69,200〜69,900円

寄りは先物にさや寄せして69,500〜69,900円、アドバンテストやソフトバンクGが主導する形を想定している。前場は買い戻しで上昇比率が戻る一方、70,000円では利益確定が出やすく、キオクシアは重い展開を見込む。後場は所信表明の財政の言葉に債券や銀行が反応し、今夜のISM非製造業とあすの10年債入札を前に持ち高調整が入りやすい。上昇比率は45〜70%を目安にしている。

強気: 利上げ回避の安心が広がり、7万円台で引ける20%
69,900〜70,500円

10時までに70,000円に届く、ソフトバンクGが6,600円を超える、ドル円が158円台に乗る、日本10年債が3.1%以下にとどまる。こうした条件がそろえば、7万円台を保って引ける上値余地が出てくる。その場合の上昇比率は60〜85%を想定している。

リスク: 寄り天で上げ幅を削る30%
68,700〜69,200円

寄り付き後に69,760円を割る、キオクシアが19,000円を割る、日本10年債が3.1%を超える、ドル円が157円を割る。このいずれかが出れば、PER17.8倍の過熱感と日本の金利への警戒から、上げ幅を削る下値リスクが高まる。上昇比率は25〜45%を想定している。

無効化条件は、終値が70,500円を超えるか68,700円を割る、東証プライムの上昇比率が85%を超えるか25%を下回る、寄り付きが69,000円を下回る、のいずれか。これが出たら、上の組み立ては外れたものとして扱う。

注目カレンダー

  • ★ 10/5(月)23:00 米9月ISM非製造業景況指数
  • ★ 10/6(火)日本10年債入札(2.6兆円程度)、植田総裁・片山財務相が全国証券大会で挨拶
  • ★ 10/8(木)03:00 FOMC議事要旨(9月会合分)
  • ★ 10/9(金)10月限SQ(10/12はスポーツの日で東証休場)