日経平均 10/5終値69,946.86+2.40%
S&P500 10/5終値7,773.95+0.66%
NASDAQ 10/5終値27,477.31+1.05%
SOX 10/5終値13,172.74+0.27%
ドル円 10/6 08:10頃157.92+0.12%
BTC 10/6 08:10頃85,986.79−0.57%

2026-10-06 / 10/6(火)朝版・寄り付き前

入札待ちの7万円固め 日経先物は夜間70,180円、米ISM価格指数74.0で金利は高止まり

日経先物は夜間70,180円・シカゴ70,130円と、7万円台での寄り付きをうかがう位置にある。ナスダックは最高値を更新した一方、米ISMの価格指数74.0で米長期金利は高止まりし、きょうは12:35の10年債入札が分かれ目になりそうだ。

データ時点: 米国株・SOX・米セクターETF・米10年債=10/5終値(JST 10/6 05:00)/大阪夜間・CME日経先物=10/6 06:00清算/為替・暗号資産=10/6 08:10頃/日本株=10/5大引け(確定)/PTS=10/5 17:30時点

金利0154.9予想を小幅に下回る。価格は高いNOX MARKET LAB 2026-10-05米ISM非製造業景況指数(9月)8月(前回)55.49月の予想55.09月の結果54.9

きょうの東京は、7万円台に乗せて始まったあと、そこを固められるかを入札の結果を待ちながら確かめる一日になりそうだ。日経先物は夜間に70,180円(+90円)、シカゴは70,130円で引けており、現物の終値69,946.86円を約200円上回っている。

追い風はナスダックの最高値とエヌビディアの上場来高値である。一方で、米ISM非製造業の価格指数は74.0と2022年7月以来の高さになり、米10年債は5.307%、30年債は一時5.70%と高止まりした。

日経平均の予想PER(株価が1株利益の何倍か)は17.61倍で、直近36営業日の最高17.66倍の目前にある。上値を追うには、12:35の10年債入札で金利が落ち着くことが条件になると見ている。

今日の要点

  • 夜間先物70,180円・シカゴ70,130円で、7万円台での寄り付きをうかがう形だが、PER17.61倍・25日線からの乖離+6.5%と、上値を追いにくい水準でもある。
  • 米ISM非製造業は54.9と予想を小幅に下回った一方、価格指数74.0で物価の粘りが意識され、米10年債5.307%の高止まりが高PERハイテク株の重しになりうる。
  • 12:35に所信表明後で最初の大型入札となる10年債入札(2.6兆円程度)があり、植田総裁の挨拶は大引け後の15:35のため、その反応は夜間先物と10/7の寄りに出る。

ヘッドライン

米ISM非製造業は54.9で予想を小幅に下回る、価格指数は74.0で約4年ぶりの高さ

9月の米ISM非製造業景況指数は54.9(前回55.4、予想55.0〜55.1)で、27か月連続で50を上回った。内訳は景況56.5(−5.2)、新規受注59.8、雇用50.1(+2.3)で、価格指数は74.0(前回72.6)と2022年7月以来の高さである。

景気は減速しても崩れず、物価は粘るという組み合わせになった。10月の利上げは見送り観測(約20%)が優勢でも、年内〜2027年の利上げ期待は残り、米10年債は5.307%、30年債は一時5.70%と2002年以来の水準まで上がっている。

高PERのハイテク株にとっては上値の重しになりうる。米10年債の5.3%台、来週の米CPI、10/8のFOMC議事要旨が次の確認点である。

ナスダックは最高値、エヌビディアは上場来高値 SOXは+0.27%にとどまる

半導体02+2.12%上場来高値。NASDAQも最高値NOX MARKET LAB 2026-10-05関連チャート|エヌビディア(60日)238.90 +2.12%240.10190.0107/13〜10/05

NASDAQ総合は27,477.31(+1.05%)で最高値をつけ、エヌビディアは238.90ドル(+2.12%)と上場来高値だった。ブロードコムは+2.08%、TSMCのADRは+2.75%、ウエスタンデジタルは+6.34%と上げた一方、マイクロンは−1.02%、サンディスクは−0.92%で、メモリは銘柄によって割れている。

米国のAI演算株の強さは、日本の指数寄与の大きいアドバンテスト・東エレク・ソフトバンクGへの買いにつながりやすい。ただSOXの上げは小さく、ADRの換算値も東京の終値を下回っているため、10/5に先回りして上げた装置株を追う材料としては弱いと見ている。

アドバンテストの40,000円、キオクシアの19,000円、NT倍率(日経平均÷TOPIX)16.9が目安になる。

日経先物は夜間70,180円・シカゴ70,130円、7万円台の寄りをうかがう

全般0370,180円夜間先物。7万円台で寄りへNOX MARKET LAB 2026-10-06関連チャート|日経平均(60日)69,947 +2.40%70,07260,44907/07〜10/05

夜間の日経先物は70,210円で始まり、69,740円まで売られたあと70,340円まで上げ、70,180円で終えた。シカゴは70,130円、TOPIX先物は4,182.5(+0.44%)である。

夜間の安値でも8/14の戻り高値69,500円は割れておらず、そこが支えとして意識された。一方でPER17.6倍・25日線乖離+6.5%と過熱感は残り、寄ったあとに上値を追えるかは別の話になりそうだ。

寄りで70,000円を保てるか、+2σ(統計的な上振れの目安)の69,610円、寄り30分の値がさ半導体の出来高を見ておきたい。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/米国株・SOX・米セクターETF・米10年債=10/5終値(JST 10/6 0NOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 69,946.86 +2.40% 91% 10/5終値
TOPIX 4,145.22 +1.33% - 10/5終値
S&P500 7,773.95 +0.66% 98% 10/5終値
NASDAQ総合 27,477.31 +1.05% 100% 10/5終値(最高値)
SOX指数 13,172.74 +0.27% 82% 10/5終値
VIX 15.52 +1.37% 12% 10/5終値
ドル円 157.92 +0.12% 58% 10/6 08:10頃
ビットコイン 85,986.79ドル −0.57% 41% 10/6 08:10頃

ドル円はニューヨークで一時158.30円まで円安が進んだ。GPIFの資産配分の見直し観測が後退し、円売りが出たとの報道がきっかけである。

158円台半ばには200日移動平均線があり、160円では介入への警戒も意識される。植田総裁が利上げに前向きな姿勢を示せば、円高に振れる可能性もある。

きょうの入札と植田総裁の挨拶

きょう12:35に10年債入札(2.6兆円程度)の結果が出る。所信表明後で最初の大型入札で、日本10年債は10/5に3.064〜3.085%だった。

入札が弱く長期金利が3.1%を超えれば、銀行株には追い風、グロース株には逆風になりやすい。強ければ、7万円台の定着を助ける材料になりうる。

全国証券大会では15:00に片山財務相、15:35に植田総裁が挨拶する。植田総裁の発言は大引け後のため、追加利上げへの言及があれば、反応は夜間先物と10/7の寄りに出る見込みである。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

PARTIAL

10/5向けのメインは「先物にさや寄せして高く寄り、7万円手前で上値が重く69,200〜69,900円でもみ合う」だった。終値69,946.86円はメインの上限を47円上回り、強気シナリオの範囲(69,900〜70,500円)で引けている。

当たったのは「7万円手前で上値が重い」という構図で、10:40に70,072円をつけたあと後場は69,700〜69,900円台にとどまった。キオクシアの重さ(−0.93%)も想定どおりで、上昇比率57.7%もメインの目安45〜70%に収まっている。

見落としたのは寄り付きの形である。先物69,960円にさや寄せしきらず69,113円で始まり、日中のじり高で7万円に届いた。週明けで先物との差が大きい日は、寄りで全部を織り込まずに日中に追いつく型もあると学んだ。

累計は2026-10-06時点で検証33件、hit 10/partial 17/miss 6、的中率56.1%。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

夜間先物70,180円にさや寄せし、70,000〜70,200円で始まる形を想定している。上値の目安はPER17.88倍に当たる71,000円、下値の目安は、夜間でも割れなかった8/14の戻り高値69,500円である。

メイン: 7万円を挟んでもみ合う50%
69,500〜70,300円

前場はエヌビディア高を受けて値がさ半導体に買いが先行しても、10/5の大きな上げとADRの換算値の弱さから伸び悩む展開を想定している。後場は12:35の入札で金利が動く可能性があり、15:00には片山財務相の挨拶も控える。東証プライムの上昇比率は35〜65%を目安にしている。

強気: 米ハイテク高を引き継ぎ、7万円台に定着20%
70,300〜71,000円

9:30までに70,300円を超える、アドバンテストが40,700円を超える、入札が強く日本10年債が3.0%台前半にとどまる、キオクシアが19,500円を回復する。こうした条件がそろえば、7万円台に定着する上値余地が出てくる。上昇比率は55〜80%を想定している。

リスク: 金利が上値を抑え、7万円で跳ね返される30%
68,800〜69,500円

入札が弱く日本10年債が3.1%を超える、米10年債が時間外で5.35%を超える、装置株の利益確定で70,000円を早々に割る、ドル円が157円を割る。このいずれかが出れば、7万円で跳ね返される下値リスクが高まる。上昇比率は20〜45%を想定している。

無効化条件は、終値が71,000円を超えるか68,800円を割る、東証プライムの上昇比率が85%を超えるか15%を下回る、寄り付きが69,000円を下回る、のいずれか。これが出たら、上の組み立ては外れたものとして扱う。

注目カレンダー

  • ★ 10/6(火)12:35 日本10年債入札(2.6兆円程度)の結果
  • ★ 10/6(火)15:00/15:35 片山財務相/植田総裁が全国証券大会で挨拶
  • ★ 10/8(木)03:00 FOMC議事要旨(9月会合分)
  • ★ 10/9(金)10月限SQ、安川電機の決算(10/12はスポーツの日で東証休場)