日経平均 10/7終値70,035.71−0.92%
S&P500 10/6終値7,818.93+0.58%
NASDAQ 10/6終値27,599.89+0.45%
SOX 10/6終値13,217.82+0.34%
ドル円 10/7 17:03頃158.00+0.02%
BTC 10/7 17:03頃84,057.64−1.75%

2026-10-07 / 10/7(水)夕刊版・大引け後

半導体に利益確定、日経平均は648円安 7万円は維持も日経VIは32.73へ

日経平均は半導体株の利益確定で3日ぶりに反落し、70,035円で引けました。7万円は守りましたが、日経VIは2日で約10ポイント上がっています。あすは未明のFOMC議事要旨から引け後の決算まで材料が重なり、7万円を挟んで値幅が出やすい日と見ています。

データ時点: 日本株・売買代金・業種・寄与度=10/7大引け(確定)/日経VI・空売り比率=10/7/夜間先物=10/7 17:00寄り/為替・暗号資産・コモディティ・米株先物=10/7 17:03頃/米国株・SOX・米セクターETF=10/6終値(米国10/7は取引前)

半導体01−648円3日ぶり反落。半導体に利益確定NOX MARKET LAB 2026-10-07関連チャート|日経平均(60日)70,684 +1.05%70,79960,44907/08〜10/06

きょうの東京は、米国の最高値よりも「上げすぎ」の調整が優先された一日でした。日経平均は70,035.71円(−648.27円・−0.92%)で3日ぶりに反落し、東京エレクトロンやアドバンテストなど、指数への影響が大きい半導体株に利益確定の売りが集まりました。

寄り付きは70,582円と、夜間の先物(71,070円)に届かないところから始まりました。9時台の70,793円が高値で、前場には70,017円まで下げています。7万円の大台は守りましたが、日経VI(日経平均の予想変動率)は32.73まで上がり、値幅への警戒は強まっていると見ています。

今日の要点

  • 東京エレクトロン1銘柄で日経平均を約154円、アドバンテストで約121円押し下げ、ディスコは−6.29%と、半導体の中でも製造装置株に売りが目立ちました。
  • 値がさ株を除いた下げは小さい一方、東証プライムの値上がり銘柄は35.1%にとどまり、33業種中25業種が下げたため、売りは一部の銘柄だけではありませんでした。
  • 日経VIは32.73と2日で約10ポイント上がり、10/9のSQ(特別清算指数の算出)を前に、上下どちらにも値幅が出やすい状態です。

ヘッドライン

日経平均は3日ぶり反落、半導体に利益確定が集中

日経平均は70,035.71円、TOPIXは4,154.11(−0.70%)でした。寄与度では東京エレクトロンが約−154円、アドバンテストが約−121円、ファーストリテイリングが約−66円、キオクシアが約−59円、TDKが約−50円です。製造装置ではディスコが−6.29%、KOKUSAI ELECTRICが−4.84%と大きく下げました。

日経平均は前日までの5日間で+7.95%上がっており、25日移動平均からの上方乖離も7%を超えていました。米国でAI向け半導体が買われた材料よりも、上げすぎた分の利益確定が先に出たと見ています。一方で、HBM(AI向けの高性能メモリ)向けの検査部品を手がける日本マイクロニクスは+8.76%と逆行高で、AI関連の中でも銘柄の選別が始まったようです。

終値は25日ボリンジャーバンドの+2σ(70,075円)をわずかに下回りました。7万円と5日移動平均(69,587円)で止まれば上昇の中の一服、割れると調整が深まる形と見ています。

日経VIは32.73、空売り比率は40.6%に上昇

全般02VI 32.73恐怖指数が2日で+9.86NOX MARKET LAB 2026-10-07関連チャート|日経平均(60日)70,684 +1.05%70,79960,44907/08〜10/06

日経VIは32.73(+3.53)で、10/5の22.87から2日で+9.86上がりました。30を超える水準は、市場が大きな値幅を見込んでいるサインとされます。株が上がった10/6にも下がった10/7にもVIが上がっており、上下どちらへの備えも買われている形です。

東証の空売り比率も40.6%(前日38.0%)と40%を超えました。売り方が上値で待ち構えていた下げと読めますが、材料が好転すれば買い戻しが入りやすい水準でもあります。SQまでの2日間は、70,000円近辺に値が引き寄せられやすい一方、そこから離れると値幅が出やすいと見ています。

キオクシアは3日続落、あす朝にサムスン電子の速報

メモリ03−4.46%3日続落。あす朝にサムスン速報NOX MARKET LAB 2026-10-07関連チャート|キオクシアHD(60日)18,735 −2.01%28,01712,00707/08〜10/06

キオクシアは17,900円(−4.46%)で3日続落しました。売買代金は東証で首位でしたが、出来高は20日平均の約半分で、売り急ぎというより買い手が少ない中での下げです。韓国でもSKハイニックスが−2.82%、KOSPIが−1.98%と、米国の記憶装置株の急落からメモリへ売りが広がりました。

あす10/8の朝には、サムスン電子が7〜9月期の暫定業績を発表します。営業利益の市場予想は約106〜109兆ウォンと伝えられており、予想を上回って「メモリ不足が続く」と確認できれば、供給増への懸念を打ち消す材料になりうると見ています。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/日本株・売買代金・業種・寄与度=10/7大引け(確定)NOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
月ごとの上昇銘柄割合(日経225構成銘柄・月末終値ベース)
Source: Yahoo Finance/日経公式の構成銘柄(fetch_breadth.py)/2026-10-07時点NOX MARKET LAB
出遅れ組と先行組の相対パフォーマンス(2026-09-30 起点)
出遅れ組(過去1年 下位20%)先行組(上位20%)
Source: Yahoo Finance(fetch_breadth.py)/等金額・起点日比NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 70,035.71 −0.92% 91% 10/7終値
TOPIX 4,154.11 −0.70% - 10/7終値
S&P500 7,818.93 +0.58% 100% 10/6終値(最高値)
NASDAQ総合 27,599.89 +0.45% 100% 10/6終値(最高値)
SOX指数 13,217.82 +0.34% 83% 10/6終値
日経VI 32.73 +3.53 - 10/7大引け
ドル円 158.00 +0.02%(10/5比) 57% 10/7 17:03頃
ビットコイン 84,057.64ドル −1.75% 39% 10/7 17:03頃

東証プライムの売買代金は7兆6,713億円(20日平均の0.94倍)で、上げた前の2日より下げたきょうのほうが商いは多くなりました。夜間の日経平均先物は17:00に70,280円(−80円)で始まっています。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

PARTIAL

けさの朝版で立てた10/7向けのメインは「高寄り後の高値もみ合い。70,600〜71,300円」でした。終値70,035.71円はメインの下限を564円下回り、リスクシナリオ(70,000〜70,600円)の範囲で引けています。東証プライムの上昇比率35.1%は、メインの目安(35〜65%)の下端にかろうじて入りました。

「高く始まったあと伸び悩む」という向きは合っていましたが、水準を外しました。夜間先物は現物より386円高かったものの、寄り付きはそこに届かず、そのまま押しています。夜間先物にレンジの中心を合わせたこと、米国の材料よりも5日で約8%上げた過熱感と日経VIの急上昇を重く見るべきだったことが見落としです。半導体の「演算は強い」という米国の話を、製造装置株全体に広げて読んだことも反省点です。

3日続けて終値が「メインの外、サブシナリオの中」に入っており、方向よりも値幅の見積もりが狭すぎると考えています。累計は2026-10-07時点で検証35件、hit 10/partial 19/miss 6、的中率55.7%です。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

10/8(木)向けのシナリオです。10/7の終値70,035円を起点に、上は70,600円、下は5日移動平均の69,587円と69,400円を目安にしています。日経VIが30を超えているため、メインの幅を広めに取り、リスクの確率を上げました。

メイン: 7万円を挟んだ値固め45%
69,400〜70,600円

未明のFOMC議事要旨で米10年債利回りが5.25〜5.35%に収まり、サムスン電子の速報もほぼ予想どおりなら、7万円を挟んで上下する展開を想定しています。前場はメモリ株と、きょう売られた製造装置株が持ち直すかが焦点です。後場は12:35ごろの30年債入札、引け後のファーストリテイリングの決算と10/9のSQを前に、持ち高の調整が出やすい見立てです。東証プライムの上昇比率は30〜65%を目安にしています。

強気: 半導体が切り返して70,600円超20%
70,600〜71,400円

夜間先物が70,600円を超えて終える、SOX指数が1%超上げて米10年債利回りが5.25%を割る、サムスンの営業利益が予想を上回りSKハイニックスが2%超上げる。こうした条件がそろえば、きょう売られた半導体に買い戻しが入り、上値余地が出てくると見ています。上昇比率は50〜80%を想定しています。

リスク: 調整が続き69,400円割れ35%
68,500〜69,400円

議事要旨で追加利上げを支持する声が多く米10年債利回りが5.35%を超える、30年債入札の結果が弱い、寄り後に7万円を回復できず5日移動平均を割る、日経VIが35を超える。このいずれかが出れば、過熱の調整が続く下値リスクが高まると見ています。上昇比率は15〜40%を想定しています。

無効化条件は、終値が71,400円を超えるか68,500円を割る、東証プライムの上昇比率が85%を超えるか10%を下回る、寄り付きが69,000円を下回る、のいずれかです。これが出たら、上の組み立ては外れたものとして扱います。

注目カレンダー

  • ★ 10/8(木)03:00 FOMC議事要旨(9月会合分)、朝 サムスン電子の7〜9月期暫定業績
  • ★ 10/8(木)12:35ごろ 日本30年債入札、引け後 ファーストリテイリング・セブン&アイHDの決算
  • ★ 10/9(金)10月限SQ、安川電機の決算(10/12はスポーツの日で東証休場)