日経平均 10/8終値69,042.11−1.42%
S&P500 10/8終値7,765.36−0.47%
NASDAQ 10/8終値27,193.34−1.25%
SOX 10/8終値12,623.72−3.39%
ドル円 10/9 07:00頃157.79−0.17%
BTC 10/9 07:00頃81,625.01−1.98%

2026-10-09 / 10/9(金)朝版・寄り付き前

OpenAI売上報道でSOX−3.39%、日経先物は68,390円 けさSQ、TOPIX先物は小高い

OpenAIの売上が従来の示唆より200億ドル少ないと伝わり、SOX指数は−3.39%、大阪夜間の日経先物は68,390円(−710円)まで下げました。一方でTOPIX先物は+12.5ptと小高く、けさのSQは「日経平均は安く、TOPIXは底堅い」形で迎えます。3連休前の最終日で、寄り後30分に68,000円を守れるかを最初の分かれ目と見ています。

データ時点: 米国株・SOX・米セクターETF・時間外=10/8終値(JST 10/9 05:00〜)/大阪夜間=10/9 06:00終値・CME日経先物=05:30/為替・暗号資産・コモディティ=10/9 07:00頃/日本株・売買代金・業種・日経VI=10/8大引け(確定)/空売り比率=10/8/PTS=10/8ナイト(17:30時点と個別ページの最終約定)/投資部門別=9/28〜10/2週

半導体01−3.39%OpenAIの売上報道で半導体安NOX MARKET LAB 2026-10-08関連チャート|SOX指数(60日)12,624 −3.39%13,35010,44507/16〜10/08

けさの東京は、AIへの期待の「答え」を一つ突き付けられた形で始まります。米国ではOpenAIの売上報道で半導体とメモリがまとめて売られ、日経平均の比重が大きい値がさ株に売りが向かう一方、銀行や内需には米金利の低下が追い風になっています。

大阪夜間の日経先物は68,390円で、きのうの現物終値より652円低い水準です。TOPIX先物は逆に+12.5ptで、同じ「日本株」でも中身で明暗が分かれた夜でした。SQの値は寄りで決まるため、この綱引きがそのまま最初の値段に出ると見ています。

今日の要点

  • OpenAIの売上報道を受けてSOX指数が−3.39%となり、キオクシアはPTSで−4.98%、ソフトバンクGはADR換算で東京の終値より5.3ポイント低く、日経平均を押し下げる銘柄に売りが集まりやすい朝です。
  • 日経先物は−710円でも、TOPIX先物は+12.5pt・JPX日経400先物は+245円で、三菱UFJやソニーのADRも東京の終値より高く、NT倍率(16.87)が縮む方向の形になっています。
  • ファーストリテイリングは今期も最高益の計画ながら純利益が市場予想に届かず、PTSは17:30時点で−2.0%と、SQの寄りで指数の押し下げ役が一つ増える可能性があります。

ヘッドライン

OpenAIの売上報道でSOXは−3.39%、メモリ株は−5%前後

OpenAIが投資家に対し、9月末時点の年換算売上高が500億ドルに近づいたと説明したと伝わりました。従来の示唆より200億ドル少ない数字で、SOX指数は12,623.72(−3.39%)、NASDAQ総合も−1.25%です。エヌビディアは−2.94%、AMDは−3.90%、ブロードコムは−4.35%、マイクロンは−4.79%、サンディスクは−4.90%と、AI向けの半導体とメモリが幅広く売られました。

AI企業の売上が想定より小さければ、巨額の設備投資を回収できるのかという警戒が強まり、その投資の受け手である半導体・メモリに売りが向かいます。東京ではOpenAIへの出資が大きいソフトバンクG(PTS 5,750円・−4.80%)と、キオクシア(PTS 17,008円)、アドバンテスト(ADR乖離−3.0pt)が直撃を受ける形です。キオクシアは価格帯別出来高の厚い帯の上限17,343円を下回って始まるかが注目で、ソフトバンクGは20日安値の5,678円が下値の目安になります。時間外ではエヌビディアが+0.27%と小戻ししており、SOXが12,500台を保てるかも見ています。

夜間先物は68,390円、TOPIX先物は+12.5ptでSQは「日経安・TOPIX堅調」

全般02−710円夜間68,390円。TOPIX先物は小高いNOX MARKET LAB 2026-10-09関連チャート|日経225先物(60日)69,042 −1.42%70,79960,44907/10〜10/08

日経225先物12月限は夜間取引で68,390円(−710円)、CMEの円建ては68,455円でした。一方でTOPIX先物は4,103.5pt(+12.5pt)、JPX日経400先物は+245円です。ADRでは三菱UFJが+2.3pt、三井住友が+1.7pt、ソニーが+2.6pt、トヨタが+1.5ptと、東京の終値より高い銘柄が並びました。

日経平均は値がさの半導体株とソフトバンクGの比重が大きく、米国の半導体安がそのまま効きます。TOPIXは銀行・内需の比重が大きく、米10年債利回りの低下と、きのう−3.02%と売られた銀行株の戻りで底堅い形です。SQの値は68,400円前後が目安で、寄り後30分で68,000円を守れるか、TOPIXが4,100ptを保てるかを見ています。ボリンジャーバンドの+1σは68,235円で、この近辺で下げが止まるかも手がかりになります。

ファーストリテは最高益計画でも予想に届かずPTS安、ローツェは上方修正で+11.6%

小売03−2.0%PTS73,300円。予想に届かずNOX MARKET LAB 2026-10-08関連チャート|ファーストリテイリング(60日)74,800 +0.03%86,84065,01007/10〜10/08

ファーストリテイリングの今期計画は売上4.45兆円、純利益5,600億円(+3.2%)で7期連続の最高益ですが、純利益は市場予想に届きませんでした。PTSは17:30時点で73,300円(−2.0%)でしたが、23:55の最終約定は前日終値と同じ74,800円まで戻しています。半導体装置のローツェは今期の経常利益を382億円から548億円に引き上げ、配当も20円から28円に増やし、PTSは4,949.8円(+11.63%)でした。

ファーストリテは日経平均の構成比3位(9月末)で、株価の下げはそのまま指数の押し下げになります。SQの寄りと重なるため、先物の売りに加えて指数を押し下げる要因になりうると見ています。ローツェは「半導体需要は強い」という実績の材料で、OpenAIの報道による「AI需要への不安」とは逆向きの手がかりです。ファーストリテは10/8安値の74,320円とPTSの73,300円、ローツェは寄り後に値を保てるかを見ています。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/米国株・SOX・米セクターETF・時間外=10/8終値(JST 10/9 05:NOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 69,042.11 −1.42% 88% 10/8終値
TOPIX 4,091.46 −1.51% - 10/8終値
S&P500 7,765.36 −0.47% 96% 10/8終値
NASDAQ総合 27,193.34 −1.25% 94% 10/8終値
SOX指数 12,623.72 −3.39% 76% 10/8終値
VIX 15.41 +2.19% 11% 10/8終値
ドル円 157.79 −0.17% 56% 10/9 07:00頃
ビットコイン 81,625.01ドル −1.98% 36% 10/9 07:00頃

NYダウは+0.10%の51,231.64ドルと小幅高で引け、米国でも半導体以外には資金が残りました。ペルシャ湾のタンカー攻撃でWTIは一時93.20ドルまで上げ、91.18ドル(+3.29%)です。ただトランプ大統領が「11月3日の中間選挙前にイランを攻撃しない」と述べ、米10年債利回りは5.23%(−0.05pt)に下がりました。東証の空売り比率は41.6%で、40%超が3日続いています。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

PARTIAL

10/8向けのメインは「7万円割れで始まり、SQ・決算前のもみ合い。69,300〜70,200円」でした。寄り付き69,840円は想定どおりでしたが、終値69,042.11円はメインの下限を258円下回り、リスクシナリオ(68,500〜69,300円)の範囲で引けています。東証プライムの上昇比率21.7%も、リスクの目安に入りました。

リスクの条件のうち「寄り後に69,500円を割り5日移動平均を回復できない」「サムスンが予想に届かない」の2つが点き、30年債入札と日経VIの条件は点きませんでした。見落としは、後場のTSMCの月次売上という予定外の材料、ソフトバンクGの下げ(−4.28%)、そして「先物の下げ分が寄りで消える」と見てメインの上限を上げたことです。2日続けて「寄りから一方向」の日で、もみ合いを前提にした組み立てが外れました。累計は2026-10-09時点で検証36件、hit 10/partial 20/miss 6、的中率55.6%です。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

10/9(金)向けのシナリオです。きのうの夕刊版では68,500〜69,700円をメインにしていましたが、夜間先物が68,390円まで下げたため、レンジを一段下に組み直しました。寄りはSQ算出で、夜間先物にさや寄せして68,200〜68,600円を想定しています。

メイン: SQは68,400円前後、半導体安と内需の戻りが綱引き50%
68,000〜69,000円

前場は半導体・ソフトバンクGの売りと、銀行・内需・ADR高の銘柄の戻りの綱引きで、NT倍率は縮む方向を想定しています。ボリンジャーバンドの+1σ(68,235円)が下値の目安、きのうの安値引けの水準69,042円が上値の目安です。後場は3連休前の持ち高調整が中心で、安川電機の決算は引け後のため手がかりにはなりにくいと見ています。東証プライムの上昇比率は40〜70%を目安にしています。

強気: 先物の下げ分が寄りで消え、銀行・内需の戻りで69,000円超20%
69,000〜69,600円

寄りが68,700円を超える、ソフトバンクGが5,900円・キオクシアが17,343円を超える、TOPIXが4,120ptを超える、米株先物が+0.3%を超える。こうした条件がそろえば、5日移動平均(69,604円)の手前まで戻す余地があると見ています。上昇比率は60〜85%を想定しています。

リスク: 半導体・値がさの売りが続き、3連休前の手じまいで68,000円割れ30%
67,300〜68,000円

SQ値が68,000円を下回る、寄り後30分でソフトバンクGが20日安値の5,678円を割りキオクシアが16,800円を割る、TOPIXもマイナス圏に沈む、中東の報道でWTIが95ドルを超える。このいずれかが出れば、下値リスクが高まると見ています。上昇比率は15〜45%を想定しています。

無効化条件は、終値が69,600円を超えるか67,300円を割る、東証プライムの上昇比率が85%を超えるか10%を下回る、寄り付きが67,500円を下回る、のいずれかです。これが出たら、上の組み立ては外れたものとして扱います。

注目カレンダー

  • ★ 10/9(金)寄り 10月限SQ(3連休前の最終日。韓国・台湾は休場)
  • ★ 10/9(金)16:00ごろ 安川電機の決算(Sansan・マルマエなども)
  • ★ 10/9(金)23:00 米10月ミシガン大学消費者態度指数(速報)・期待インフレ
  • 10/12(月)スポーツの日で東証休場、次の取引日は10/13(火)