日経平均 10/13終値67,777.52−1.82%
S&P500 10/13終値7,805.45−0.02%
NASDAQ 10/13終値27,204.38−0.15%
SOX 10/13終値12,208.80−0.23%
ドル円 10/14 06:40頃158.31−0.13%
BTC 10/14 06:40頃83,347.82+1.94%

2026-10-14 / 10/14(水)朝版・寄り付き前

米CPI待ちのメモリ株安

米国でもメモリと半導体装置の売りが続き、SOX指数は5日続落です。夜間先物は68,100円と小反発を示しますが、上げはソフトバンクG頼みで、キオクシアや東京エレクトロンの戻りは鈍い形です。今夜21:30の米9月CPIを前に、東京は持ち高を傾けにくい一日になると見ています。

データ時点: 日本株・指数・業種・売買代金・騰落数=10/13大引け(確定)/大阪夜間=10/14 06:00/CME=10/14 05:20(株探)/米国株・SOX・米セクターETF=10/13終値・時間外/為替・暗号資産・コモディティ=10/14 06:40頃/ADR=10/13終値/PTSナイト=10/13 23:59頃(株探)/空売り比率=10/13/投資部門別=9/28〜10/2週

メモリ01−3.62%メモリ株安が米国でも続く。AMATは−6.69%NOX MARKET LAB 2026-10-13関連チャート|マイクロン(60日)953.19 −3.62%1,109737.8807/21〜10/13

けさの読み筋は「指数は小高く、中身は値がさ半導体の弱さが残る」です。夜間先物は現物の終値を322円上回りましたが、メモリ・装置株の売りは米国でも止まっていません。

材料は日中と夜に一つずつあります。14時ごろ(推定)のASML決算が装置株の分かれ目になり、夜の米CPIが金利とハイテク株の方向を決めます。東京はどちらも答えを見ないまま引けるため、上値を追いにくいと見ています。

今日の要点

  • 米国ではマイクロン(−3.62%)とアプライド・マテリアルズ(−6.69%)が下げ、SOX指数は5日続落で5日間の下げは−7.63%になりました。CXMTとの競争でメモリ価格の上昇が鈍るという見方が米国にも広がっています。
  • 大阪の日経平均先物は夜間取引を68,100円(+140円)で終え、現物終値を322円上回りました。PTSではソフトバンクGが+2.84%と高い一方、キオクシアは+0.07%、東京エレクトロンは−0.69%で、半導体の戻りは鈍い形です。
  • 今夜21:30に米9月CPIが出ます。総合は8月の3.4%から伸びが高まる予想で、10月FOMC前の最後の大きな物価指標になるため、結果しだいで金利とハイテク株の向きが変わりやすい日です。

ヘッドライン

米国でもメモリ・装置株の売りが続く。マイクロン−3.62%、アプライド−6.69%

10/13の米国では、マイクロンが953.19ドル(−3.62%)、ウエスタンデジタルが−1.61%とメモリ株が下げました。アプライド・マテリアルズは464.24ドル(−6.69%)と、2か月余りで最大の下げです。SOX指数は12,208.80(−0.23%)で5日続落でしたが、エヌビディアは+0.97%、AMDは+1.90%と、売りはメモリと装置に偏っています。

背景は二つあります。韓国のサムスン電子・SKハイニックスの急落と中国CXMTとの競争激化で、メモリ価格の上昇が鈍るという見方が米国にも広がりました。アプライドは投資家説明会で装置市場の具体的な見通しを示さず、「装置投資の伸びが読めない」と受け止められています。

東京ではキオクシアと東京エレクトロンの戻りを抑える材料になります。キオクシアは前日の安値15,045円、東京エレクトロンは11,500円を守れるかを見ています。

今夜21:30に米9月CPI。総合は伸びの拡大が予想される

金利023.6%予想9月CPIの総合予想。8月は3.4%NOX MARKET LAB 2026-10-14米国の消費者物価(総合・前年比%)8月(結果)3.4%9月の予想(クリーブランド連銀)3.6%9月の予想(市場)3.7%

9月の総合CPIは、9月のガソリン高を主因に前年比で伸びが高まる予想です。予想値は3.6%と3.7%で出所が割れています。CME FedWatchの集計では、10月FOMCでの据え置き確率は80.5%(10/13時点)です。

経路は、コアが上振れれば10/27〜28のFOMCで利上げ観測が再燃し、米10年債利回り(5.22%)が上がって、PERの高いハイテク・半導体に逆風になる、というものです。下振れなら金利低下でハイテクの買い戻しにつながります。米連銀の総裁の発言も割れており、結果への反応は大きくなりやすいと見ています。

見るのはコアCPIの前月比が0.2%か0.3%か、米10年債の方向、ドル円が158円台を保てるかです。発表は東京の取引時間後なので、きょうの東京は持ち高を傾けにくい日になります。

きょうASML決算(14時ごろ・推定)、あすTSMC。装置投資の見通しが分かれ目

半導体05−1.86%きょう決算。ADRは5日で−6.34%NOX MARKET LAB 2026-10-14関連チャート|ASML(ADR)(60日)1,718 −1.86%1,8961,53107/21〜10/13

ASMLは欧州の寄り前に7〜9月期決算を出します。日本時間では14時ごろと見ていますが、時刻は確認できていません。ADRは10/13に1,717.76ドル(−1.86%)、5日では−6.34%で、アプライドが装置市場の見通しを示さなかった直後の発表になります。

ASMLの受注は1〜2年先の半導体工場投資の先行指標です。受注が強ければ「装置投資は続く」と東京エレクトロン・レーザーテック・アドバンテストの買い戻しにつながり、弱ければCXMT・アプライドに続く三つ目の売り材料になります。

結果は東京の後場に出ます。受注額と2027年の見通し、中国向け売上の比率、そして後場の装置株の反応を見ています。10/15 15:00にはTSMCの決算説明会も控えています。

主要指数

主要指数の前日比
Source: fetch_market.py(Yahoo Finance)/日本株・指数・業種・売買代金・騰落数=10/13大引け(確定)NOX MARKET LAB
VIXの推移
VIX
Source: Yahoo Finance(fetch_history.py)NOX MARKET LAB
投資部門別売買動向(週次ネット・億円)
海外投資家個人信託銀行
Source: JPX 投資部門別売買状況(fetch_investor_flows.py)/公表は対象週の翌週木曜NOX MARKET LAB
指数 値 前日比 52週位置 時点
日経平均 67,777.52 −1.82% 82% 10/13終値
TOPIX 4,110.67 +0.14% - 10/13終値
S&P500 7,805.45 −0.02% 99% 10/13終値
NASDAQ総合 27,204.38 −0.15% 94% 10/13終値
SOX指数 12,208.80 −0.23% 71% 10/13終値
VIX 15.27 +0.39% 10% 10/13終値
ドル円 158.31 −0.13% 60% 10/14 6:40頃
ビットコイン 83,347.82ドル +1.94% 44% 10/14 6:40頃

米国の株価指数はほぼ横ばいで、VIXは15台と落ち着いています。米国全体が崩れたのではなく、メモリと装置に売りが集中した一日でした。

米大手銀の決算はまちまちでした。ゴールドマンは大幅増益でしたが、シティは好決算でも慎重な見通しで−5.60%、ウェルズ・ファーゴは−3.10%です。邦銀のADRは三菱UFJが東京の終値より2.5pt安く、10/13に先回りで買われた銀行株には利益確定の売りが出やすい形です。

前回シナリオの答え合わせ

シナリオ的中率の推移(hit=1, partial=0.5)
累計的中率
Source: scenario_log.jsonNOX MARKET LAB

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

PARTIAL

10/13朝版のメインは「半導体安で4日続落も、内需・銀行が支えて68,000〜68,900円でもみ合い」(50%)でした。寄り付き68,564円はほぼ想定どおりで、TOPIXの続伸と上昇比率75%から、「内需・銀行が支える」という中身は当たりました。ただ終値67,777円はメインの下限を222円下回り、リスクシナリオの範囲で引けています。

見落としは三つです。取引時間中に出たCXMTの報告と韓国株のサイドカーで下げ幅が1,972円まで広がったこと、売りが装置やAI向け部品まで広がったこと、そして指数の値幅が想定の約1.8倍だったことです。上昇比率は当てましたが、指数のレンジが狭すぎました。累計は2026-10-14時点で検証38件、hit 10/partial 22/miss 6、的中率55.3%です。

今日のシナリオ

シナリオの読み方(メイン・強気・リスクの3本、確率とレンジ、外れたと分かる条件、的中率の計算)は 「シナリオとは」 にまとめています。

10/14(水)のシナリオです。寄りは夜間先物68,100円にさや寄せし、68,000〜68,300円が目安です。前場は10:30の中国9月CPI・PPIとKOSPIの寄り、後場は14時ごろ(推定)のASML決算が動きのきっかけになります。

メイン: CPI待ちで小反発も、値がさ半導体は戻り鈍い45%
67,700〜68,500円

夜間先物は現物比+322円で小反発を示しますが、上げはソフトバンクGのPTS高が中心です。米国のメモリ・装置株安が続いており、キオクシア・東京エレクトロンの戻りは鈍いと見ています。夜の米CPIを前に買い上がる材料も乏しく、上値は5日移動平均(約69,316円)に届きにくい想定です。東証プライムの上昇比率は40〜70%を目安にしています。

強気: ソフトバンクGの買い戻しとASMLの好受注で半導体が切り返す25%
68,500〜69,300円

寄り後30分でソフトバンクGが5,450円超を保つ、東京エレクトロン・アドバンテストがプラスに転じる、KOSPIが反発する、後場にASMLの受注が市場の期待を上回る。こうした条件がそろえば、5日移動平均に向けて戻す余地があると見ています。上昇比率は45〜75%を想定しています。

リスク: 米メモリ・装置株安の続きで半導体が崩れる30%
66,900〜67,700円

キオクシアが前日の安値15,045円を割る、東京エレクトロンが11,400円を割る、KOSPIが−2%超で続落する、ASMLの受注が弱く中国向けが減る、銀行株がADR安にさや寄せしてTOPIXもマイナスになる。このいずれかが出れば、75日移動平均(約66,677円)や25日移動平均(約66,364円)に近づく下値リスクが高まると見ています。上昇比率は25〜60%を想定しています。

無効化条件は、終値が69,300円を超えるか66,900円を割る、東証プライムの上昇比率が85%を超えるか10%を下回る、寄り付きが67,300円を下回る、のいずれかです。これが出たら、上の組み立ては外れたものとして扱います。

注目カレンダー

  • ★ 10/14(水)14:00頃 ASML決算(時刻は推定)、日本は5年国債入札
  • ★ 10/14(水)21:30 米9月CPI、夜にバンカメ・モルガンS・ブラックロック決算
  • ★ 10/15(木)15:00 TSMC 7〜9月期決算説明会、21:30 米9月小売売上高・PPI
  • 10/14(水)引け後 国内決算93社(良品計画・サイゼリヤ・PR TIMESなど)